NTFS on Mac M

アップルシリコンを積んだ、MシリーズマックにフリーのNTFSを導入したお話

事前準備1

  • Appleシリコン搭載のmacOSの場合、先に起動セキュリティユーティリティを使ってセキュリティ設定を変更する。
  • 「確認済みの開発元から提供されたカーネル機能拡張のユーザ管理を許可」されている状態にする。
  • 設定が図1のようになっていたら、この処理は不要だ。
図1

事前準備2

図2

インストールが完了すると、コンソール(ターミナル)にパスの設定についての記述が書かれているので、それをコピーペーストする。自身の環境に適合した記述になっているので、それをコピーペーストするのが安全で確実だ。

このあたりでくじける場合は、Paragon NTFSや、Microsoft NTFS for Mac V7.0 by iBoysoftを使うのがいい。両方とも試用期間のみフリーで、試用期間をすぎたら課金が必要なソフトだ。市販のソフトはOSバージョンが上がると買い直しになる場合があるので、使用頻度とOSのアップデート頻度で課金については考えよう。

ソフトウェアインストール

  • インストールの詳細は以下のMountyのサイトに記載があり、記述はこちらを参考にした。
  • https://mounty.app

フリーでMac-OSでNTFSを使う場合、コマンドラインだけであればもう少し簡便だが、グラフィカルに使いたい場合は、以下3つのソフトをインストール必要がある。

  • Mounty version 2.x(2024.12.19現在 2.4.(33))
  • macFUSE
  • ntfs-3g-mac 

すべて、homebrew経由でインストールする。インストールするコンソール(ターミナル)からhomebrewを経由してインストールするため、事前準備2がきちんと完了していないと、コマンドを受け付けない。

以下がインストールコマンドで、1がFUSE、2がntfs-3g、3がMountyのインストール

  1. $ brew install –cask macfuse
  2. $ brew install gromgit/fuse/ntfs-3g-mac
  3. $ brew install –cask mounty

使用開始

NTFSフォーマットされたUSBメモリーなどをMacに接続する。Mountyを起動すると、ソフトウェアの信頼性確認がされていないとメッセージが表示される。信頼性の確認はNTFSフォーマットのデバイスが接続されて、ソフトウェアが動作してから表示されるため、ソフトウェアをインストールしただけでは設定できないため注意が必要である。

これは、2つのステップが必要で、

  1. macFUSEの信頼証明のために、”Benjamin Fleischer”を許可する。
  2. ntfs-3gドライバーの許可する。こちらはドライバーなのでMacの再起動が必要となる。

再起動が完了したら、NTFSフォーマットのドライブへの書く込みが可能となっている。

この記事の執筆者は Ciel

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