今月の有給消化。相方サンと連れだって、「よつばと10年1日展」,「シュルレアリスム展—パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による—」をハシゴする。

「よつばと10年1日展」:Gallery LE DECO
里見英樹,あずまきよひこのよつばスタジオがおこなう個展。10年分の日めくりカレンダーを一気に展示してしまう企画。
10年分のカレンダー見てると、懐かしくてちょっとウルッときた。我が家はこの日めくりカレンダーを10年めくってきた。ためにめくり忘れて1ヶ月くらい放置したこともある。
会場中に笑い溢れるとても良い展示だった。
平日でも結構な人出だったので、土日はすごい込むと思う。
この展示は1日券で何度でも入れるので途中で、お昼ご飯を食べに、「俺のハンバーグ 山本」でお昼を食べる。

その後、都バスに乗って六本木に移動。
「シュルレアリスム展—パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による—」:国立新美術館

こちらは、リサとガスパールの特典目当てにチケット購入したんだけども、内容はたいしたこと無い。
ポンピドゥが貸してくれた作品を何となくテーマに分けて展示しました。点数多いし、ビデオまで見たら、2時間くらいつぶせて満足でしょう的な、やっつけ感溢れる展示。しかも横浜美術館に常設されている、マグリットの「レカミエ夫人」を中央に展示してしまうセンスのなさ、全部の展示見たら横浜美術館常設の方が充実してるんじゃないだろうかという小粒っぷりだった。
嫌いな画家ではないが、アンドレ・マッソンの作品がやたら多いのも気になったと思っていたが、Webページを見ると、「アンドレ・マッソンの神話学の集合的使用価値」と言う講演をやっていたくらいなので、講演者 ポンピドゥセンター・パリ国立近代美術館 副館長 ディディエ・オッタンジェ氏の趣味がもろ出の展示なんだと思う。
マッソン好きには良いかもしれないけど、シュルレアリスムのみを前面に押し出すには無理のある展示だと思った。
数少ない見所としては、イブ・タンギーの2作品は良かった。
国立新美術館は来るたびにがっかりして、どんどん行く気が失せている。毎回毎回美術展を買ってくる必要があって、その折衝だけで時間が過ぎていくような展示をしていると本当に人は来なくなるだろうし、学芸員の研究を展示に反映できないような国立美術館は無用だと思う。立派な箱に負けない展示をして欲しいモノだと思う。

SONY DSC-WX5

Leica M9 +Elmar 3.5cm/3.5
タグ;よつばと!
|