長沢 樹 (著) 「夏服パースペクティヴ」を読了。
ジャンルは、ミステリ。
作者のデビュー作「消失グラデーション」と同じシリーズ、この本は単独で読んでも特に支障はない。前作では、ちょい役だった、映研部長が主役。
各キャラがかなり個性的に描かれており、ライトノベル言われる小説に足を突っ込みつつあると思える。
作品は、作中劇と作中現実を交差させつつ高校生の夏を舞台に、殺人事件が起きる。読みすすめる、「あ、殺人」と思っても、劇だったりで、なかなかおもしろい試みだと思った。
最初の回想と、最後のスペクタクルの描写は少々やり過ぎ感を感じたり、ストーリーとして若干消化不良なところはあると思うが、テンポのよい進みで400ページ楽しませてもらった。
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