
宇都宮美術館開館20周年記念「ベルギー 奇想の系譜」展
開催期間 平成29年3月19日(日曜日)から平成29年5月7日(日曜日)
連休中日の平日だったが、会場内の人数はそれほど多くなくゆったりしていた。
目玉作品の一つで、今回楽しみにしていた「トゥヌグダルスの幻視」は、会場を入ってすぐの所に、解説と他の関連作品と共に展示されていたが、人が少ないおかげで、じっくり見ることができた。
(東京の展覧会では、入り口すぐはかなり混雑することが多いので、目玉作品は展示後半に持ってくる傾向が強いと思う。)
国内の作品も多く来ており、何度か見たことのある作品もあった。中世から現代のベルギーの作品を通してみると、連綿とつながるベルギー絵画の変遷の一端を見ることができたと思う。
展示の最後にベルギーの辿った歴史を地形とともに解説したコーナーがあった。それを見て、あらためて地勢的に不安定な土地柄が独特の雰囲気を持つ作品を作り出す土壌になっていることを再認識した。
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