蒲田の町も再開発で古い町並みが無くなってきている。駅前にできていて、何ができるのかと思えば、玉出し屋。駅前の一等地に作るぐらいだから、よほど金があって、よほど儲かるんだろう。ふぅ、やれやれな国だと思う。
蒲田から鶴見に移動して、残りのフィルム枚数を消費して、鶴見駅前のカメラ屋で現像を依頼する。30分ほど待てば現像上がりだ。賞味期限切れの58円のフィルムと現像代が570円。こうやって気軽に現像を頼めるのもいつまで続くことやら。5年先はちょっとした規模の町では現像なんて全部ラボ送りになるんだろうな、末期のコダクロームのように。
M6のおかげで、フィルムを再度使い始めて、改めてフィルムは独特の縛りが心地よい。35mm版だと36枚24枚12枚。尺が変わらないので、ここで撮りきるのか、それとも次の被写体を探すのか、取捨選択の感度がデジタルとは違う感覚になる。できはいつもと同じお気楽写真とはいえ、心持ちは違うのだ。
おかげで、0.85ファインダーのM6,M7,MPあたりが欲しくなっている。結局、機材馬鹿という落ち。
Leica M6 +PERAR4/28M


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